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限界値引き相場18万円の新車を29万円引きにした交渉術第1話

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これは、ある新車の値引きに挑んだ熱血サラリーマンの記録である。

自動車業界において、全く無名のサラリーマンが、ネットに書いてある交渉術を愚直なまでにそのままやってみた結果を通じて、その原動力となったあさましさと欲を余すところなくブログ化したものである。

サラリーマン、新車を買う決意をする

当時の僕の車は新車で購入してから、既に17年目に突入していました。

そして、車に無頓着でなんの手入れもしていなかったせいか、塗装がまだらに浸食されていて、まるでジオラマのようなあり得ないボロさでした。

さすがに限界を感じて一念発起し、当時人気があった、とあるメーカーのコンパクトミニバンを新車で購入することにしました。

当時乗っていた車を購入したのは社会人になるタイミング。

交渉等とは無縁の若造だった僕が、値引き交渉等するはずもなく、親の車を買ったディーラーで、ただ普通に車を買いました。

そんな僕も中堅サラリーマンとなり、時代は当時想像もしていなかった群雄割拠の大ネット時代。

今の僕を17年前の僕だと思うなよ?

それなりに積んだ人生経験は伊達じゃない!!

というわけでネットで調べたペラペラの浅知恵をそのままやって、ネット上の限界値引きに挑戦だヽ(`Д´)ノ

値引きのピークは決算月の3月らしいのですが、決算月の恩恵を受けるには決算月までに納車しないとならないらしく、1月下旬か2月上旬から動き始めないといけないらしい(((゜д゜;)))

時は既に2月下旬。

思いっきり時期を逸している感じですが、思いたったが吉日だという事で構わず動きだしました( ´ー`)y─~~

もう誰も僕を止めることはできない。

新車値引き交渉術

ネットでリサーチした結果、その車の車両本体(オプションなし)の限界値引き相場は18万円。

そして、ネットで仕入れた浅知恵値引き交渉の流れはこんな感じです。

STEP1:競合させる他社の車を決める

できるだけ同じタイプ、同じ価格帯の車をピックアップするらしいです。

STEP2:本命の車同士で競合させる会社が異なるディーラーを決める

同じメーカーのディーラーでも、経営している会社は複数あるそうです。

別の車だけじゃなくて異なる会社のディーラーで同じ車同士でも競わせる事が必要らしいです(((゜д゜;)))

STEP3:ディーラー以外で下取り価格を把握

車両本体からは結構値引きされて、下取り価格でサバを読まれるって事を防止する為らしいです。

ま、多分僕の車は廃車だろうから関係なさそうですが笑

STEP4:複数社のディーラーに見積もりを依頼

下取りもオプションもなしの本体価格と諸経費だけで見積もらせて、値引き交渉をしないで、もっと安くなるなら連絡下さいと告げてあっさり退散するのが吉らしいです( ´ー`)y─~~

その際、ディーラーからの質問に対しては、本命は他と匂わせ、予算や購入期限も特になく、安いと思えば買う的に答えておきます。

STEP5:複数社のディーラーと最初の交渉

提示額に対しては、競合車も見積もらせている事を明かし(同じ車を別のディーラーに見積もらせている事はまだ明かしません)、この価格では厳しいので、また更に安くできそうなら連絡下さいと告げて颯爽と退散します( ´ー`)y─~~

STEP6:同一車種に絞って複数のディーラーと二回目の交渉

車は決めたが、家族にどうしてもと言われて同じ車を別のディーラーでも見積もりをしてもらったらそちらの方が結構安い、もしこれ以上安くできそうなら連絡をくださいと告げて退散します( ´ー`)y─~~

STEP57:同一車種に絞って複数のディーラーと三回目の交渉

この時点で本体価格限界値引き相場の18万円に到達していればベストです。

本体価格はどちらもそれほど差がなかったので、車庫証明・納車・付属品は不要である旨を申し出てオプションも入れて見積もってもらい、他のディーラーからの回答があり次第、安い方で契約をしようと思うので決まったら連絡する、もしもっと安くなるなら早めに連絡をと告げて退散します( ´ー`)y─~~

STEP8:最終的に安かったディーラーとハンコを盾に契約前の最終交渉

最終的に金額がほとんど変わらなかったが、気持ち的にお宅で決めたいので、車庫証明・納車・付属品は要らないと言ったが無料でサービスしてもらって、あと○万円値引き(最初の提示額は無理目の額)と端数をカットしてくれたらこの場で判子押します!!等と最後の悪あがきをして判子ポーンみたいな笑

というのが流れみたいなのですが、こんなネットでどこでも書いてあるような交渉術で果たして本当に、百戦錬磨の営業マンから本体価格限界値引き相場の18万円を獲得できるんだろうか。。(;-_-)

そしてなにより、こんなことが僕に言えるのでしょうか。。

ほぼ不安だけ残しつつ次回に続く。

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